鍼治療は主に日常生活で生じる腰痛やムチウチから婦人科疾患、消化器疾患、自律神経系の症状など様々な症状に対して改善を目的に行う医療行為ですが実は小さな子供を対象に行う小児鍼と言う分野も存在します。
鍼治療に関しては最近テレビや雑誌などのメディアで取り上げられることが多くなり知っている方も多いと思いますが小さいな子供向けに行われる小児はりはあまり認知度も少なくどんなことをするのか想像できないと言う声も多いです。
そこで今回はそんな『小児はり』に関するよくある疑問や質問に対してお答えしていきたいと思います。
子供に行う鍼治療 『小児はり』について鍼治療は主に日常生活で生じる腰痛やムチウチから婦人科疾患、消化器疾患、自律神経系の症状など様々な症状に対して改善を目的に行う医療行為です...
●小児はりの効果
小児はりは大人と同じように鍼を用いて体の巡りなどを整えるように治療を行います。
その効果は多種多様で腰痛やムチウチなどの筋肉系の症状はもちろん消化器症状や呼吸症状、精神的な症状などにも効果を発揮します。
これは鍼灸治療は現代の医療に広く用いられている西洋医学の思想とは違う『東洋医学』の思想をもとに治療行うことが深く関係しています。
気や血などの体を循環する生理物質の巡りを整えたりする過程でその方の悪い体質を改善させ同時に症状の緩和、根本的な治癒につながります。
薬などで経過観察をしている症状や病院で診断がつかず治療法が特に無い不定愁訴などに対しては特に効果を発揮し症状を緩和させます。
このような効果を応用し小児特有の疾患や体の不調を改善させるために行うのが『小児はり』です。
●小児はりに対するよくある質問 Q&A
ワンダくん
小児はりはどんな症状に効きますか？
よし先生
小児はりは様々な症状に効果的です。鼻炎や喘息と言った呼吸器疾患から食欲不振や便秘下痢と言った消化器疾患などにも効果的で中でも疳の虫（夜泣きやかんしゃく）の症状に用いられることが多いです。
ワンダくん
疳の虫って何？
よし先生
疳の虫とは特定の疾患を指すのではなく小児が起こしやすい症状の総称のことです。主な症状とては夜泣きや噛みつき、キーキーと落ち着きがない、駄々をこねる、爪を噛むなどがあります。
ワンダくん
何歳ぐらいから治療を受けられますか？
よし先生
小児はりは基本的に０歳児からでも治療を行うことが可能です。また治療時間も大人の場合であれば１時間ほどでも治療を受けられますが小児ではそうはいきませんので短時間のことが多いです。
ワンダくん
鍼はどのくらい刺すのですか？
よし先生
小児はりについては鍼を刺す場合と刺さない場合とがありますが基本的には小児は大人より刺激に敏感なので刺す場合でも浅く低刺激な治療を行うことが多いです。
ワンダくん
治療をした日はお風呂に入っても大丈夫ですか？
よし先生
入っていただいても大丈夫です。使用する鍼はかなり細く刺した部位が切り傷のようになることはほとんどありませんので入浴時にしみたりする事もあまりありません。
ワンダくん
副作用はありますか？
よし先生
基本的にはほとんどありません。稀にめまいや立ちくらみが起こることがありますがこれは鍼の刺激で血流が促進し一時的に体の血液量が変化し起こるもので数分ですぐに回復することがほとんどです。また鍼の特性上内出血が生じることも稀にありますが一週間ほどで元に戻るのであまり心配はないでしょう。
●まとめ
今回は小児はりに関するよくある質問をまとめてみました。
小児はりは基本的に低刺激で安心して行える治療法で薬など違い副作用も特にありません。
薬などで治療が難しい夜泣きや噛みつきと言った疳の虫の症状に対して効果的で安心して行える治療法になります。
これらの症状にお困りの際には是非一度お試しください！
おかげさまで