漢方医学はあなたに合ったオーダーメイド治療

こんな症状に困っている方、結構いますよね。

そして、
そうなってしまった経緯は皆、違います。

それなのに同じ治療法でいいと思いますか?

いやいや、ダメですよ!!!

その人の症状、生活環境、体格、体質に合わせた
治療をしなくてはよくなるものも良くなりませんよ。

漢方の世界では
事細かく見ていくと同じような症状でも
治療法は全く違ったりするんです!

例えば風邪の時

西洋医学では
「風邪症候群」として捉え
一般的には風邪薬を処方します。

しかし、
漢方は
風邪になってしまった原因を探し、
その対処をするのです。

最近、衰弱気味で風邪にかかってしまった人には
元気が出るような漢方薬を。

そして、普段は元気だけど
悪寒、発熱、汗のかいていない風邪に葛根湯を処方します。

このように漢方医学は同じ病名、症状でも
違う治療法を行うことによって
より早く、より的確に治していくんです。

月経

生理中、生理後に生じる頭痛について東洋医学的に解説!

 

生理中や生理後のタイミングでいつも頭痛が生じる・・・

なんて症状でお悩みの女性の方は多いと思います。

生理周期中に生じる頭痛にはいくつかタイプが存在し自分がどのタイプで何が原因で頭痛が生じているのかを知っておくと頭痛薬などの大まかな治療ではなくピンポイントで体質を改善し頭痛を解消することができます。

 

そこで今回は『生理中、生理後』に生じる頭痛の原因について東洋医学的にわかりやすく解説していきたいと思います。

自分のタイプをしっかり把握して辛く悩まされている『頭痛』から開放されましょう!

生理前に生じる頭痛を東洋医学で解説!+効果的な漢方薬を紹介生理前になると決まって頭痛がする・・・ なんてお悩みの女性の方は多いと思います。 生理痛は様々な症状が生じますがその人の体の...

●生理中に頭痛が生じるメカニズム

生理周期中に頭痛が生じるメカニズムとして重要になってくるのが『エストロゲン』と言うホルモンです。

エストロゲンは生理中に分泌量がかなり変化するホルモンです。

具体的には排卵前に分泌のピークを迎え排卵後に急激に減少しその後また増えていき生理前に減少します。

このエストロゲンが減少するタイミングで『セロトニン』というホルモンも体内で減少します。

セロトニンは血管を収縮させる作用がありこのセロトニンが減少することで血管が収縮しにくくなります。

そうなると脳内の血管が拡張しそれが原因となり頭痛が生じるとされています。

●生理中、生理後に頭痛が生じる原因

ではここからは生理中や生理後に頭痛が生じる原因を東洋医学的に解説していきたいと思います。

東洋医学的に頭痛が生じる原因として『体質』が深く関係しています。

その体質が『血虚』『気虚』の2つのタイプです。

◆血虚タイプ

血虚とは体を巡り内臓などを養っている『血』が不足している状態のことです。

血虚タイプの方は普段から血が少なくその上で生理で血液がさらに失われたり下腹部に集まり頭の方に血が不足することで頭を巡らなくなり頭痛が生じてしまいます。

血虚の特徴として普段から抜け毛が多かったり髪の毛に艶がない、目が霞んだり爪がもろく変形したり動悸や不眠気味(眠りが浅い)、顔色が青白いなどの特徴がありこのようなことに心当たりがある方は血虚タイプの可能性が高いです。

また血虚タイプの方では経血も量が少なく色が薄く水っぽいことも特徴の一つです。

血虚の体質をそのままにしてしまっていると将来妊娠したいと考えているけど『子宮内膜症』などと言った疾患になりやすく不妊症の原因になってしまうこともありますので早めの対策を行いましょう!

 

◆気虚タイプ

気虚とは『気』と言う体を巡り様々な生命活動を行う際のエネルギーになっているようなものが不足している状態です。

血虚が『血の不足』で気虚は『気の不足』といった感じです。

気虚の場合も血虚と似ていて普段から体力がないのに生理で気を多く消費し頭を養えなくなったり気が一箇所に集まり結果頭が養われずこれらが原因となり頭痛に繋がってしまうことが多いです。

気虚の特徴として普段から疲れやすく倦怠感が抜けない、風邪を引きやすい、体が冷えやすく胃腸も弱い、顔色が悪い、汗をかきやすい、声に力がないなどがありこのようなことに心当たりがある方は気虚タイプの可能性が高いです。

 

●血虚、気虚に効果的な漢方薬

ではこの『血虚』『気虚』に対して効果的な漢方薬を紹介します。

漢方薬は血虚や気虚などのその人の体質に合わせて使用することでその体質を改善することのできる治療法ですが気をつけて欲しいのが『それっぽい漢方ならなんでもいいと思わないこと』です!

漢方はその体質に対して正しいものを使用すれば効果的ですがそれっぽいからといって体質に適していない漢方を使用しても効果を望めないことも多いです。

使用する前には東洋医学に精通した医師や鍼灸師、薬剤師などに相談し自分に適した漢方を使用するようにしましょう!

 

◆血虚に効果的な漢方薬

●七物降下湯(しちもつこうかとう)

※引用・クラシエ

体の気と血を増やしさらにその巡りをよくしてくれる漢方です。

気と血を増やしてくれるので気虚に対しても効果的でさらに耳鳴りに対しても効果を発揮しますので耳鳴りがある方にはピッタリです!

●当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

※引用・クラシエ

栄養素を与え血流をよくすると共に水分代謝も調節してくれる漢方です。

栄養バランスが気になっていたり肌が乾燥肌っぽい感じの時には効果的です。

 

◆気虚に効果的な漢方薬

●補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

※引用・クラシエ

補中益気湯は胃腸の働きを高め食欲を増加させ食べたものにより気を作る作用をサポートしてくれる漢方です。

さらに気を巡らせる作用もあり胃腸が弱かったり食欲がない方には効果的です。

●人参養栄湯(にんじんようえいとう)

※引用・クラシエ

この漢方も胃腸などの消化器の働きをサポートする作用が強く摂取した栄養を隅々まで巡らせ気を増やし増えた気で血も補うことができます。

 

●まとめ

今回は主に『生理中、生理後』に生じる頭痛の原因を東洋医学的に解説し効果的な漢方薬をいくつか紹介しました。

生理中に生じる様々な症状は程度も人それぞれでその人の体質によって変わってきます。

頭痛も同じで自分自身の体質を理解しそれに効果的な治療を行うことで体質改善に繋がり結果悩まされている『頭痛』も解消されると思います。

ワンダー鍼灸整骨院・漢方薬店ではその人の体質、現在の状況をしっかり把握しそれに合わせたオーダーメイドの治療を行なっております!

自分自身の体質がよく分からない場合や何とか良くなりたいと思っている場合には是非当院にご相談ください。

 

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ワンダー鍼灸・整骨院・漢方薬店
さいたま市で《唯一》の【鍼灸・整体・漢方薬】の三拍子揃った南浦和の鍼灸整骨院! ・整体...骨の歪みを整える ・鍼灸...即効性のある痛みや痺れの治療 ・漢方薬...身体の中から体質改善!! 3つを組み合わせて東洋医学の力を最大限に発揮します!