「信念、それは人生を動かす羅針盤のごとき尊いものである。
したがって信念なき人生は、
ちょうど長途の航海のできないボロ船のようなものである。」
中村天風
今の若い人たちは、
『信念を抱く』『情熱を注ぎたい』
と言うものに出会えなくなって来ている。
いや、機会は多くなって来ているはずだが、
選択肢が多すぎて選べない。と言ったほうが正しい。
親はもっと子供にいろんな経験をさせることも重要だが、
それ以上に父が
『信念を抱く』『情熱を注ぐ』
と言うことを背中で語らなきゃいけないと思う。
そして、語れるだけの仕事や何かを持つべきである。
それが子供にとって一番の教養になることでしょう。
何事も真の解決は出来ないのであります。
然(しか)もそういう純な心はもう二つ三つの幼児の頃から、
子供は本能的に鋭敏に受け取ることが出来る。
だから子供は言説で教えるよりも、
情的に感じ取らせることの方が大事なのです。
親父は千言万言を費やして説教するよりも、
黙って子供に見せることであります。」
安岡正篤 『一日一言』より引用
安岡正篤氏をご存知ない方もおられる方も多いと思いますが、
政界・財界・官界トップに多くの支持者を持っていて、
また歴代首相の政策決定にも大きな影響力を及ぼし、
「平成」の元号の発案者でもあるお方です。
私安岡先生や中村天風氏が言うように
信念を持って『鍼灸』という生業をさせていたさせていただいています。
ですので、子供や後世の鍼灸師に私の背中を見て
影響を与えられるよう、日々奮闘中でございます。汗