⑤『更年期障害』の治療
「手足が火照る」
「ホットフラッシュが起こる」
「頭痛、めまいがする」
「冷えのぼせを感じる」
「食欲がなくなることがある」
閉経とは卵巣機能の働きの変化によって生理がこなくなることで
平均して51歳で起こると言われている。
更年期の前やその最中、およびそのあとに
エストロゲンというホルモンの欠乏のため
情緒不安定、膣の炎症、ほてりなど、
様々な症状が起こります。
それに加えて
自律神経系の異常、心因性によって助長されると言われています。
『更年期障害』の主な症状
【血管運動神経症状】
・冷えのぼせ
・動悸
・頻脈
・遅脈
【精神神経障害】
・あくび ・耳鳴り ・めまい
・眠れない・頭痛 ・イライラ
【運動器障害】
・腰痛 ・肩こり ・関節痛
【知覚障害】
・しびれ ・知覚過敏、鈍麻 ・かゆい
・口が乾く ・唾液の分泌異常
【その他】
・発汗異常 ・頻尿 ・排尿痛
・疲労感 ・脱力感
などざまざまな症状が出てきます。
『更年期障害』の西洋医学的な治療法
・エストロゲン(ホルモン)の投与
・アンドロジェン(ホルモン)の投与
・自律神経薬
・向精神薬
などがありますが
このような症状に西洋医学的な薬を使っても
効果がある人は少ないようです。
ですのでそんな時こそ『東洋医学』が最適です!
『更年期障害』の治療の具体的な流れ
『更年期障害』のことを漢方では古来より「血の道症」と呼ばれていて
昔からある病気だということがわかります。
⑴『更年期障害』の原因を突き止める
②・③で得た情報を元に『更年期障害』の原因を突き止めていきます。
⑵『更年期障害』の原因に従って治療方針を決めていく
⑴の原因によって治療方針を決めていき、
さらに患者さんに合わせた最適な治療法を選んでいきます。
まず、最適な『更年期障害』の治療法を提案させていただきます。
自律神経系とホルモン異常によって起こることが多いため
主に鍼灸治療と漢方薬治療で整えていきます。
⑶実際に治療を行う
『ワンダー鍼灸整骨院・漢方薬店』で
実際に行なっている
『更年期障害』に対する主な治療法を紹介します。
1.整体・マッサージ
『ワンダー鍼灸整骨院・漢方薬店』の
『更年期障害』に対する整体・マッサージは
『ワンダー鍼灸整骨院・漢方薬店』では
30年培ってきた経験と知識を元に
中国の『推拿』
日本の『指圧』
アメリカの『マッサージ』を融合したオリジナルのマッサージ・指圧を駆使して
普通では届かない深層の筋肉や筋膜も緩めていきます!そして緩めた後に患者さんの体の状態を診て
歪みを調整していきます。
2.鍼灸治療
『ワンダー鍼灸整骨院・漢方薬店』の
『更年期障害』に対する鍼灸治療は
脈やお腹、舌などを見て、
患者さんの全身の状態を的確に判断し、
ツボを選び、少数の鍼を使って患者さん一人一人に合わせた
オーダーメイドの治療していきます。
3.漢方薬
『ワンダー鍼灸整骨院・漢方薬店』の
『更年期障害』に対する漢方薬治療は
・柴胡加竜骨牡蠣湯
(気分が塞ぎがちでのぼせめまい不眠などの更年期障害)
・加味逍遙散
(突然背中が熱くなったり、寒くなったりして
午後なるとのぼせやすく気分が沈みがちの更年期障害)
・柴胡桂枝湯
(中阪神に汗をかきやすく、朝起きな時に口が粘っこい
イライラしやすく人に会うのが嫌な更年期障害)
・抑肝散加陳皮半夏
(イライラして落ち着かないつまらないことで怒ってしまうような更年期障害)
・甘麦大棗湯
(情緒不安定であくびがよく出る不眠症の更年期障害)
・半夏厚朴湯
(喉の奥に何かが詰まっている状態がよくあり、
咳払いをしてもそれがなかなか取れない、頭痛と冷え性が気になる更年期障害)
・桃核承気湯
(便秘気味で頭が重く赤裸顔の更年期障害)
・桂枝茯苓丸
(よくのぼせてイライラしやすく肩こり腰痛のある更年期障害)
・当帰芍薬散
(血圧が低く、血色の悪いめまい、動悸、冷え性の更年期障害)
などを使います。
※これはあくまで漢方薬を処方するときの
基準で絶対値ではありません。
専門の先生の指示に従って
処方されたもの用法用量を守って飲みましょう!