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腸の調子が悪かったりすぐに下してしまうその症状 もしかしたら『リーキーガット』かも

皆さんは『リーキーガット』と言う言葉をご存知でしょうか?

最近本屋さんや医療雑誌で取り上げられることも多くなったこの『リーキーガット』

日本語に訳すとリーク(漏れる)ガット(腸)と言い漏れる腸と言う意味です。

人間の腸は優秀で人間の体に必要なものだけを吸収して不要だったり有害なものは吸収せずに排泄する機能を持っています。

例えば食中毒になるような有害な毒素が入ってきた時は下痢を起こして体外に排出しようとしたりします。

リーキーガットはこのような機能がおかしくなってしまい何度でもかんでも吸収してしまう状態を言います。

これにより腸や体の調子が悪くなってしまったり、すぐに下痢を起こしてしまったりします。

今回はそんな『リーキーガット』について解説していきたいと思います。

●リーキーガットとは?

リーキーガットは通常体にとって毒素になるようなものは吸収しなようにしている腸がその毒素までも吸収してしまい様々な不調を起こすと上記しました。

腸にはいくつもの壁がありネットのようになっており、そこを物質が通過したりしています。

健康な人の腸はこのネットがしっかり細かくなっており通しても大丈夫な物質を通しています。

腸の細胞には接着剤のような役割を果たしているタンパク質がありこれをタイトジャンクジョン(上記したネット)と言います。

ですが腸内環境が崩れ荒れてくるとこのタイトジャンクションが弱まり開きやすくなってしまい本来通してはいけないようなものでも通してしまいこの状態がリーキーガットです。

例えば大切な栄養素であるタンパク質ですがタンパク質はアミノ酸と言うものが3つ連なった状態です。

本来タンパク質は大きくて腸のネットを通過できないので他の部位で消化されアミノ酸の形になって腸で吸収されます。

ですが腸が荒れていたりしてネットが目の荒いザルのようになってしまっていると消化されていないタンパク質の形でもすんなり通れて吸収されてしまいます。ですがこのようなものは本来血液中には存在しないものですので血液の中の免疫細胞が敵と感知してしまい攻撃してしまいます。

このような機序で起こる症状で有名なのが『食物アレルギー』です。

よくアレルギーは腸の病気と言われるのはこれが原因のことが多いです。

アレルギー症状が出ない場合でも免疫細胞が攻撃をしているので炎症が生じますしその炎症が長期間続くことで“なんだかよくわからないけど調子が悪い”などと言った慢性炎症が原因の体調不良などが起こりやすくなります。

リーキーガットの状態では未消化のタンパク質や細菌、毒素などが入ってきやすいとされています。

またリーキーガットになりやすい方の特徴として・・・

『糖尿病の方』『抗がん剤を使って治療を行っているの方』が多いようです。

●慢性炎症について

慢性炎症とは体のどこかの部位で炎症が生じておりその炎症が長期間にわたっている状態を指します。

この慢性炎症が生じている状態では様々な疾患に罹患するリスクが上昇してしまいます。

例えば・・・

インスリンの機能低下による『糖尿病』

脂肪細胞が脂肪を閉じ込めセルライトができやすくなり代謝が低下してしまい生じる『メタボリックシンドローム』『肥満』

血管で炎症が長く続くことによる『動脈硬化』

免疫機能が異常をきたすようになり生じる『関節リウマチ』『アレルギー』

脳内で炎症が生じていると神経内に変性したタンパク質が多くなり生じる『アルツハイマー病』『パーキンソン病』

細胞に炎症が生じていると遺伝子がおかしくなってしまい『癌』のリスクにもなってしまいます。

このように慢性炎症は体に様々な悪影響を及ぼしてしまいます。

慢性炎症が生じてしまう原因には

肥満、喫煙、過度のアルコール、運動不足、偏食などがあるとされています。

●リーキーガットを起こす原因は?

リーキーガットを起こす原因は色々ありますが特に多い原因としてまずは『食生活の乱れ』、例えば食物繊維が足りない生活をしていると腸内細菌の餌になるものが不足し善玉菌が餓死してしまいます。善玉菌が餓死することで腸に良い酵素が作られなくなり腸内環境が荒れてしまいます。脂肪の取りすぎも悪玉菌を増やすため良くありません。

また運動不足とストレスも関係しています。

どんなに良い食生活を送っていても運動をしていない方は便秘であったり腸内の問題を抱えている方が多いです、脳と腸も密接な関係がありそれによりストレスも関係しているとされています。

薬の頻繁な服用もあまり良くありません。

特に痛み止めや胃薬は腸内が荒れてしまうような副作用があるものが多いので頻繁の服用は腸にダメージになってしまいます。

あとは抗生物質です。

命の危険がある時以外はなるべく控えた方が良いとお医者さんも言うように抗生物質は強力で大切に育ててきた腸内細菌が一回で全滅してしまいます。

時間が経てば戻ってはきますがその一回で二度と自分の腸内に住みつかない菌もいるぐらいです。

熱が出たからと頻繁に使っていると腸内環境はボロボロになってしまいます。

●まとめ

今回は体に良い物質を吸収している腸が悪い物質でもなんでも吸収してしまうようになる『リーキーガット』について解説しました。

リーキーガットは不健康な食生活や運動不足、ストレス、薬の頻繁な服用などでなりやすいとされており下痢や体調不良だけでなく癌のリスクも上がってしまう慢性炎症を引き起こしてしまうこともある症状です。

規則正しい食生活を心がけ、運動などを適度に行い腸内環境を良い状態にすることで自然としっかりした丈夫な腸になりますので食生活などには気を使いましょう。

 

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